本屋に寄った際、ふと目に入った本「カメラはじめます!」。気になったので買ったみたのですが、とても分かりやすく解説をしている本だったので、紹介したいと思います。
「カメラはじめます!」
概要
「自分らしい素敵な写真を撮りたい!」そう思い一度カメラに挑戦したが、ズボラで機械オンチやセンスもない…むしろ「自分でなにが分からないのか分からない」。自然とカメラから離れてしまった「こいし」(著者)は、ひょんなことで再度カメラにチャレンジする事になる。
早速、カメラ売り場へ向かったこいしだったが、カメラ選びに迷っていた。そこで、プロのフォトグラファー「すずき」(監修)と出会い、カメラの種類から写真の撮り方を教えてもらえることとなった。
友人から教えて貰っているかのような優しい本
初心者向けの本でよく見かける写真比較一辺倒な内容とは異なり、最初から最後まで漫画で描かれ、その中で例として数枚の写真がピックアップされている。物腰が柔らかく、1つ1つ順を追って凄くかみ砕いて説明されていて、一言で言うならば「カメラに詳しい友人からやさしい教えて貰えているかのような本」だ。
内容は、自分に合ったカメラ選び・3つの覚えること(ボケ・明るさ・色)・構図からはじまり、日常のワンシーンを楽しむ写真の撮り方まで網羅している。その中でもちろん難しい要素も出てきますが、こいしさんと言う一度挫折した初心者が、「本当の初心者目線」で、難しい要素を「漫画」という図解にしストーリーに組み込むことで、シンプルにまとめ上げている。
また、「私はこうだと思ってたけど、こっち方がいいのか~」と本の中で繰り広げられており、さりげなくQ&Aが形成されているのも素晴らしいと思います。一方的な正解の押しつけより、その方がインパクトがありますし、写真を撮るなかで「あのときこう言ってたな」と生かせる機会が出来るからです。
最後に
この本には、著者の「私と一緒でカメラに挫折した人に、カメラを楽しんで欲しいな!」と言う気持ちが、いっぱい、いっぱい詰まっている。
私も写真を撮って楽しんでいますが、もしも友人に教えてくれと頼まれても、ここまで分かりやすく教えられる自信はありません。確実に「『カメラはじめます!』って本があるんだけど~」と、オススメしちゃいます。そのくらいとても良い本なので、カメラ初めての方はもちろん、カメラやっている方も、ぜひ一度手に取っていただけたらいいなと思います。