ハルノモモトセ

たわごとライフログ

1月12日「桜島の日」。

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「桜島の日」とは

鹿児島のシンボル「桜島」。他県の人からすると「桜島の日」と聞いてピンと来る人は少ないと思います。ちなみに私は鹿児島出身ですが、記念日になっていたとは知らず、ピンときませんでした…。

桜島の日とは、大正噴火が発生した日を指しており、噴火を想定した防災訓練などが行われています。鹿児島の方ならテレビなどで「今日は大正噴火から○○年」と耳にしたことがありますよね。そこで、今回は大正噴火に関して記事にしたいと思います。 

20世紀の国内最大規模とされる火山災害

大正噴火

桜島は書いて字のごとく元々は1つの「島」でした。しかし、1914(大正3)年、桜島は大噴火(大正噴火)が発生した。大隅半島と陸続きになり、島ではなく半島の一部となったのは、この時噴き出した火山灰や溶岩よるものである。

噴火の凄さ

1ヶ月もの間噴火しつづけ、溶岩を含む噴出物の総量は約32トン(東京ドーム1600個分)。火山灰と軽石は上空8000メートルを超え、ロシアのカムチャツカ半島まで届いたと言われています。

被害

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農作物への被害はもちろんのこと、噴火とその際に発生した地震により、5つの集落が溶岩流に埋没・3つの集落が火砕流で消失・焼失家屋2268戸・犠牲者58人・負傷者112人と記録されています。また、掲載している写真は現在でも残されている黒神埋没鳥居です。黒神神社(腹五社神社)の立派な鳥居だったのですが、大正噴火により笠木だけを残し埋没しています。同時に、神社のあった黒神村も埋もれてしまったと言われています。写真を撮りに行ってきた際、私の膝下くらいしかなく、噴火の恐ろしさを再認識する機会になりました。

最後に

私たちの中で桜島は、いつも爆発していて、地震が起きれば「桜島かな?」で済まされるくらい身近になり過ぎているような気がします。危機感を持つべきだと言うわけではありませんが、桜島の日と言われる今日この日に、災害時の道具や避難経路などを再度確認してみてはいかがでしょうか。