CES2019 at AMD
北米時間1月9日午前9時(日本時間 1月10日午前2時)に、CES2019でのAMDの発表がありました。AMDが好きな私はもちろんリアルタイムで観ていたのですが、今回発表の中で1番興奮したGPUの話を書いてみたいと思います。
RadeonVllとは
概要
Vegaアーキテクチャを採用し、世界初の7nmプロセス技術を用いた次世代ハイエンドゲーミングGPUです。
スペック
ユニット数:60
HBM:16GB
メモリバンド幅:1TB/s
Vega64と同電力だと25%性能向上
性能
Vega64(AMDが出している現行のハイエンドGPU)と比較して、クリエイティブなソフトに関して2割強の向上と、OpenCLに関しては脅威の6割向上となっています。
また、RTX2080と比較もあり、同等またはそれ以上というアピールもありました。(画像は4K最高設定での比較)
値段
699ドル
発売日
2019年2月7日
※ちなみに、期間限定で「Resident Evil2」「Devil May Cry5」「Tom Clancy's TheDivision2」のバンドルキャンペーンもあるそうです。
所感
少し前にロゴが商標登録されたと話題になっていた「Vega ll」ですが、7nmのVegaはコンシューマには来ないと耳にしていたので、良い意味で裏切られました。特に、「Vll」は7nmプロセスと言う理由とは別に、きっとVegaの「V」と2世代目の「ll」を含んでいるのでは…?と思うと、なんかこう胸が熱くなると言うか、洒落ててとっても好きです。
ただ一番気になるのは値段です。Vega64の公式希望小売価格が499ドル(通常版)と言われていましたが、日本に限らず世界で異常なまで吊上がった金額になっていました。当時マイニングが流行していたのが原因だと思われましたが、落ち着いた昨今でも値段は希望小売価格とはかけ離れており、生産コストに無理があったと考えています。よって、今回のRadeonVllはどのくらいになるのか、とても心配です。
2019年下半期と言われているNavi(AMDの次世代アーキテクチャ)でグラボを買い換える予定でしたが、この感じだとNaviは噂通りミドルクラスだと考えられますし、値段とTDPによっては、ちょっと頑張ってでもRadeonVllを買おうと思います。